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頭首工とは・・・
 頭首工(とうしゅこう)とは、湖沼、河川などから用水路へ必要な用水を引入れるための施設であり、普通、取水位を調整するための取水堰、取入れ口、それらの付帯施設から構成されます。



















●改修前の北楯頭首工

 既設の北楯頭首工は、昭和23年に山形県が改修を行い完成したものですが、月日の経過とともに老朽化が著しくなり、管理者である土地改良区の皆さんは大変苦労をしていました。そこで、平成5年から始まった国営最上川農業水利事業により、新しい頭首工に生まれかわりました。

●国内最大級の農業用ゴム堰
 新しい頭首工には、土砂の排除を目的とした引上げ式ゲート(土砂吐)の他、洪水時に開放するゲート(洪水吐)の6門が設置されました。1門が引き上げ式で、残り5門はゴム堰です。ゴム堰の長さは100m以上あり、設置当時、農業用としては国内最大級の頭首工でした。


●自然環境への配慮
 魚道はバーチカルスロット式(国交省「さみだれ大堰」と同じ形式)が採用され、鮭、鮎及びかじか等の魚も上りやすくなりました。蟹の遡上を助けるロープも設置しています。
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