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写真の米袋排水機場は、東北農政局が「大崎西部農業水利事業」で鳴瀬川水系多田川に建設した排水機場です。(平成3年度当社設計)
この地区は宮城県の米どころ大崎平野の中央部に位置し、一級河川江合川、新江合川と多田川に囲まれた低平地で、降雨時に農地の湛水被害が頻発するため計画排水量Q=10.0m3/sのポンプ場を建設し、農地湛水の排除を図る計画です。洪水排除は、口径1000mm×2台,
口径1200mm×2台の横軸斜流ポンプで行います。
この機場は、周辺水田地帯との風致をはかるため、機場建屋、吐水槽、樋門は「穀倉地帯の蔵」をイメージした造りで、景観に配慮された施設です。
国道4号線を古川方面に向かい古川市中心部に入る手前で、車窓左側に見えます。(秋の夕暮れにたたずむ風景を堪能して見てください。)
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